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【ご利用の感想】店舗再構築の伴走支援・経営方針策定と新社長メンター

  • 執筆者の写真: 伊丹恵美
    伊丹恵美
  • 10月26日
  • 読了時間: 4分

更新日:10月31日

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世代交代が進む昨今。

創業150年以上の老舗企業で、30代経営者への代替わりを期に、
以前から課題のあった直営店舗の立て直しの依頼を頂き、取り組みました。

同族企業であるが故の改善の難しさや、歴史を引き継ぐ重圧。
取り組みの過程で顕著になった若き経営者の迷いや葛藤に触れ

店舗をどうする?の前に、新経営陣の時代は、どう歩んで行きたいのか?と問い


向き合った一年半でした。

ご縁をいただいた、専務取締役からの感想のご紹介です。

■支援期間:1年半  ■所在地:福岡県

1. ご依頼の経緯について教えてください


当社の直営店は、ベテラン社員による自己中心的な働き方や旧来の慣行があり、新規入社の定着が難しい状況が続いていました。店舗は前社長(現会長)夫人の管理下にあり、長年にわたり店舗を支えてきたもののマネジメントの再構築が課題でした。

また、当社はいわゆる同族企業で、事業承継の時期が迫ってました。
数年前、当時の社長(現会長)の娘2人と娘婿1人が入社し、親子世代間のギャップによる意見の相違から、互いに様子見の姿勢を取った結果、世代交代の進展も滞っていました。

そんな中、信頼していた店舗スタッフが、ベテラン社員による陰湿なハラスメントを受け退職し、このまま現状を放置すれば店舗運営自体が危うくなると強く感じ、店舗改革の支援を依頼することを決断しました。


2.ご支援内容 


詳細は下記となります。

❶店舗運営の立て直しを目的とした、伴走支援

  • 中途入社して間もない次期店長候補(現店長)のメンター、指導
  • セールスプランの策定支援
  • 販売作業効率の改善支援
  • 売上・客数・販売員ごとの接客実績などの「見える化」と共有仕組みの構築
  • 人事評価基準および売上予算達成に基づく業績賞与制度整備への助言

 

❷停滞していた事業承継前進に関する支援

  • 経営理念、新経営層が目指す姿、店舗が目指す姿の策定ワークショップの実施・助言
  • 店舗従業員に対し、新経営層の事業方針説明会実施、進行支援
  • 新社長(30代女性)のメンターとして、継続的な助言



3.取組みの感想、良かったことをお聞かせください


表面的な問題解決にとどまらず、抜本的な改革に向けて本質的な課題に切り込んで貰えたと感じています。
特に当社の場合、当初は明確になっていなかった「事業承継上の様々な課題」が、取り組みを進める中で顕在化し、その対応方針を整理するきっかけとなりました。

また、単なる施策の実行支援にとどまらず、それらを継続的に実現できる組織体制の構築にも積極的に関与いただき、その結果、店舗運営における基本的なマネジメント手法(売上予算管理、個人別売上管理など)が定着し、マネジメントおよび組織改革の両面で確かな前進が見られました。



4.こうして欲しかったなど、要望がありましたら教えてください


これは、当社自身の反省ですが、外部コンサルタントとの協業経験が乏しかったため、伊丹さんの力を十分に活かしきれなかった部分もありました。

当社の体制や課題の性質上、各自が個別に伊丹さんと直接やり取りする場面が多く、当社内での情報共有が不十分だったように思います。当社のような窓口が複数にわたるケースは、情報共有や意見交換の仕組みを、事前に双方で擦り合わせておくことも重要と思いました。


遠方の老舗の事業承継という、稀なタイミングで頂いた1年半に渡るご支援した。

当初の課題だった店舗は、スタッフの入れ替え、作業効率改善に伴い資材の見直しなど、項目は多岐に渡りましたが、優秀な新店長の採用に恵まれたこと、若き新経営陣の真摯な姿勢と併せて、力強く物事が進んでいきました。
私自身、事業承継に関わることは初めてのことで、親族ならではの体制変更の難しさを実感し、また、若くして家業を継ぐことになった女性の葛藤を知り、立ち向かう決意を定める時間を共に過ごすメンターが出来たことは、有意義であり光栄でした。













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